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茂木外務大臣が会見をしました。
出所は、こちら です。
冒頭発言
(1)感染症危険情報及び危険情報
【茂木外務大臣】私(大臣)の方からの2点、まずは発表させていただきます。
一つは、感染症の危険情報等の引下げ・引上げについてであります。
もう一点が、国際的な人の往来の再開についてでありますが、
まず、感染症危険情報の引下げ・引上げ及び一般的な危険情報レベル、
これの解除についてであります。
新型コロナ、現在も、欧米や南アジアを始め、
依然として感染が拡大している国・地域がありますが、
その一方で感染状況が落ち着きつつある国・地域も出てきております。
感染の状況、移動制限の緩和、ビジネスニーズ等、様々な要素を総合的に勘案して、
お手元にあると思いますが、9か国・地域について、
すでに発出している感染症危険情報を、現在のレベル3「渡航中止勧告」から
レベル2の「不要不急の渡航はやめてください」に引き下げます。
具体的には、オーストラリア、韓国、シンガポール、タイ、台湾、中国、
ニュージーランド、ブルネイ、ベトナムが引下げの対象となります。
一方で、ミャンマー及びヨルダンの2か国つきましては、
今感染が急速に拡大している状況でありまして、
こういった感染状況の悪化等の要素を総合的に勘案して、
感染症危険情報をレベル2からレベル3に引き上げます。
この結果、合計で世界152の国・地域がレベル3という形になります。
そして、在外邦人が出国困難となることを防ぐために、
3月25日に全世界に対して一律に発出をしました、
これは感染症危険情報とは異なる一般的な危険情報レベル2についても、
行動制限緩和の動きが出てきているほか、
国際線の定期便が徐々に再開していることを踏まえ、解除いたします。
なお、シリアやイラクなど、政治情勢や治安情勢などによって、
渡航・滞在にあたって特に注意が必要と考えられる国・地域に対して、
これまでに個別に発出しております危険情報については、引き続き維持をいたします。
(2)国際的な人の往来の再開
【茂木外務大臣】もう一点、国際的な人の往来の再開についてでありますが、
菅総理のベトナム訪問に際して、10月19日に行われた日ベトナム首脳会談において、
両国との間で、自宅等待機期間中も限定的なビジネス活動を可能とする
「ビジネストラック」を開始することで合意したわけであります。
これを受けて、ベトナムとの調整を進めた結果、
「ビジネストラック」、ベトナムとの間で11月1日から開始することにいたしました。
ちなみにベトナムは、短期商用での来訪者が、昨年世界で9番目に多い国でありました。
「ビジネストラック」の開始はシンガポール、韓国に次いで3か国目となるわけであります。
ベトナムを含め、すでに10か国・地域との間で開始をしている「レジデンストラック」、
これで来訪する方も順次いいペースでといいますか、伸びてきておりますが、
この「レジデンストラック」に加えて、今回の措置は、
感染再拡大の防止と両立する形で、国際的な人の往来を部分的・段階的に再開していく上で、
重要な一歩となると考えております。私(大臣)からは以上です。
感染症危険情報と水際措置
【NHK 山本記者】今発表ありました感染症危険情報と、
あと水際措置として取っている入国拒否の関連で伺いたいんですけれども、
今回レベル3に引き上げたミャンマー、ヨルダンについては入国拒否の対象に加えて、
レベル2に引き下げた9か国・地域は、
逆に入国拒否の対象から今後外れていくことになるという認識でしょうか。
【茂木外務大臣】入国拒否の対象からは外れていきますが、
その一方で、ビザ等の停止、これは残る形でありますから、
実質的にはこういった「レジデンストラック」であったり
「ビジネストラック」、これがなければ実質的には入国できない、
こういう状況は続くことになります。
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出所:外務省